最近の暗号通貨関連ニュース

NYDIG（ナイディグ）は、米国の市中銀行が、自行の口座ホルダーに対し
てビットコイン取引とカストディサービスを提供するためのバックエンド
を提供。すでに数百銀行がサインナップ済み。
支店が７つのSuncrest銀行など小銀行がメインだが、今後大手銀行にも
ビットコイン取引を顧客に提供する圧力がかかると思われる
（すでに3月にMorgan, Goldmanが富裕層クライアントにビットコイン
取引を提供。JPMorganも検討中）
NYDIGはニューヨークのStone Ridgeというアセットマネジメント会社
のスピンアウトで、3月に$200M、4月に$100Mを外部から調達。
投資はMassMutual、Morgan Stanley、New York Life Insurance、
Soros Fundなど大手金融機関。
2月にビットコインETFも申請している
世界最大のヘッジファンドBridgewater AssociatesのCFOが、
今日転職を発表(5/7)
銀行との送金部分はFidelity National Information (FNI)と提携し、
NYDIGがビットコインカストディと取引を担当する。FNIは社員55,000人
で、市中銀行・投資銀行双方にペイメントプロセッシングなど各種サービ
スを提供する

先例としては、バージニア州のフェアファックスカウンティ（人口115万
人、仙台・広島規模)が運用する年金の一部を暗号通貨ファンドに2018年
から投資、良いリターンがでているということがある
フェアファックスカウンティの年金ファンド総額は$6.4B。
必要利回りが7.25%なので高いリターンを求めてこの投資を行った
2018年に$22M、2019年に52MをクリプトファンドのMorgan Creek
Blockchain Opportunities Fundに投資。2021年にMorgan Creekに
$22M、とBlockchain Capital に$16M投資
3/31時点で4.4x、3.4xのリターンが出ている

クリプト界初の$1B超え買収ディールでうち$265Mはキャッシュ
Galaxy Digitalはこの買収で幅広い暗号通貨関連事業を行えるようになる
取引・カストディ・アセットマネジメント・投資業務・レンディン
グ・税金サービス・マイニングオペレーションなど
BitGoは2013年創業のサンフランシスコのベンチャーで、機関投資家と
銀行などのサービス提供者に対しレンディング、取引、税金サービスを
提供Galaxyはすでにトロント取引所で上場しているが今年後半に米国
でも上場予定

5月4日火曜に初めてEthereumが$3500を超し、2018年にVitalik Buterin
が公開したwalletアドレスにある335,521 ETHの価値が$1Bを超した